2009年6月28日日曜日
それでもボクはやってない
「重力ピエロ」で好演していた加瀬亮が主演の映画です。ストーリーはとても理不尽で、その反面、誰もが陥る可能性があることなので、とても深刻に受け止めました。救いは最後に主人公が有罪判決に対して「裁判所はとりあえず有罪か無罪かを判断するところ」なんだと思うこと。真実を明らかにするのが裁判所ではないのだと。裁判で有罪判決が出たからといって、それが真実か否かは分からないんだと。ところで、私なら裁判で争うだろうか?よく分からない、というのが本音だ。やってないのに、やったと認めるのはできることではない。死んでも嫌だ。しかし、この映画を見ると、やってなくても認めて示談にしたほうが得策ではないだろうか?と考えてしまったのも事実だ。そう簡単には言えない。結論は出ない。現実の不条理を痛感した。加瀬亮の演技も素晴らしかった。
2009年6月27日土曜日
2009年6月22日月曜日
ウルトラミラクルラブストーリー
松山ケンイチと麻生久美子の初共演ということで、非常に楽しみにしていました。ストーリーはぶっとんだ青年=陽人が、女性に好かれるために農薬を毎日浴び続けて、その結果死んでしまうのだけど、なぜか生き返って、それなのに猪と間違われて射殺されるというもの。ストーリーが不条理で、主人公が死んだのに全く涙を誘わないという、とても変った映画です。物語を楽しむというよりは、松山ケンイチと麻生久美子の少しおかしなやり取りを楽しむという感じでした。松山ケンイチが最初に死んで以来、なぜか麻生久美子は陽人の家に一緒に住んでいて。なのに結婚しているわけでもなさそうで。そもそもなんで陽人の家に住んでいるのか全然説明がなくて。シュールな映画だと言えばその通りなんだけど、その舞台を青森に設定して、全編方言で通しているのが面白い。そういえば、最近こんなシュールな映画をみたことがなかった。エンターテイメントとしても成立しているのが、すごいと思う。
2009年6月21日日曜日
おとなり
麻生久美子が好きなので見た映画でしたが、岡田准一のかっこよさは特筆ものでした。見ていて一番の関心事は、この二人は最後まで顔を合わすことなく終わるのかということ。結局最後まで知りあうことなく離れ離れになってしまうのか、最後の最後で「出会い」が待っているのか。期待したり、がっかりしたり、最後までハラハラしました。いい人そうだったコンビニの男(岡田義徳)は実は小説のネタの為に麻生久美子に近づいてきただけだったというのは意外だった。実は二人が同級生だったというのは、麻生久美子が洗濯物を干しながら歌う「風をあつめて」について、岡田准一が「中学の時合唱されられた」と語るシーンで、伏線が張られていたんだな。最後のシーンはほんとにじれったくて。岡田准一がアパートに戻ってくると、誰もいないはずの隣の部屋から「風をあつめて」が聞こえてくる。麻生久美子が部屋の中にいるのはわかっているのに、すぐにノックしたり、呼び鈴を鳴らしたりしない。そのかわり、鍵のチェーンの音をたてる。その音を聞いた麻生久美子もすぐドアを開けることなく、ゴロゴロしながら歌ってる。やっと岡田准一がノックして、返事を待たずにドアを開ける。ここで終わりなんだけど、そのときの二人の微笑が好きだった。エンドロールでフランスで習った料理を麻生久美子が作るのを岡田准一が横でいろいろ話しかける「会話」が聞こえる。それぞれ外国から帰ってから付き合っているんだなということがわかるんだけど、あそこもよかった。
2009年6月14日日曜日
2009年6月13日土曜日
重力ピエロ
とても見たかった映画です。やっと見ることができた。ストーリーも意外な結末で、面白かった。弟役の岡田将生が非常に良かった。もちろん、加瀬亮も上手かった。本当の父親である渡部篤郎が殴り殺されちゃうのも良かった。映画なので、春の心の葛藤があまり描かれることなく、突然クライマックスに雪崩れ込んじゃうんだけど、これはこれでいいと思う。あまり説明的なシーンが続くといまいちの感じがでてしまうし。もちろん、実の父親を殺すことについてたくさん考えたんだろうけれど。春が死ななかったのもよかった。自殺するのかと思ってたから。加瀬亮の「お前のやったことは正しい」という台詞もよかったなぁ。殺人してるのに。「めちゃくちゃだなぁ」とかえす春もよかった。実にいい映画。
2009年6月7日日曜日
2009年5月6日水曜日
百万円と苦虫女
この映画は上映中に二回見てます。二回目は千円でした。この映画は大きく分けると4つの話で構成されています。1つ目が主人公が旅を始めるまでの説明部分。2つ目が海の家でのバイト生活。3つ目が桃娘生活。最後の4つ目が地方都市でのホームセンターバイト生活。最後の4つ目から映画ががぜん面白くなります。ここから森山未來が登場します。結局誤解が原因で二人は別れてしまうのですが。好きなシーンは飲み会から蒼井優を帰れるようにしてあげるところ。やさしいなぁと思った。あの状況ではなかなか蒼井優は言いにくいしね。もちろん告白シーンから手をつないで森山未來の部屋へ向かうシーンも好き。その前の喫茶店での会話も大好き。「自分探しってことですか?」「むしろ逃げてるんです。嫌でもここにいますから」というやりとりは最高だったな。レンタルしてもう一回見ようかどうか迷っています。最後のシーンはきちんと二人が出会って欲しかったな。誤解されたまま別れてしまうのは少し切ない。
2009年5月5日火曜日
ICHI
ハルフウェイ
「フィッシュストーリー」の後に見たのがこの「ハルフウェイ」。この映画は北乃きいが良かった。ともすれば暗くなりがちなテーマなんだけど、不思議と明るかったのは北乃きいが偉かったからだと思う。さっぱりしていて、スポーティーで、明るく、元気。告白したのは岡田将生の方なんだけど、告白のきっかけは北乃きいが保健室で(岡田将生がいるとは知らずに)岡田将生に告白した夢を見たと友人に話すのを聞いた為。なんとなく無理やり告白させられたという感じもする。キュートな女の子が実は自分のことを好きだったということが分かったんだからね。一旦早稲田受験を諦めるのも北乃きいに責められたからだし。(東京の大学に行くのに、どうして私に”コクった”のかと責められてた)。やっぱり受験することになったのも北乃きいに言われたからで。積極的な女の子に引きずられる男子学生という構図が面白かった。終始リードされてというか。この映画は主題歌も最高で、携帯で着うたフルをダウンロードしました。一時期はずっと繰り返し聞いていました。
フィッシュストーリー
今年になって映画やドラマを多く見るようになったけど、きっかけはこの映画。4つの異なるストーリーが実はつながっているという手法はパルプフィクション的なんだけど。好きだったのは森山未來と多部未華子の場面。修学旅行中の多部未華子がうっかり船の中で居眠りしてしまい、降りなきゃいけない港で降り損ねて泣いてる所に「僕は正義の味方になるように育てられたんだ」と語る森山未來はとても良かった。肩を撃たれて縛られながらも「正義の味方」について語る森山未來に「こんなときにそんな話しないでください」という多部未華子が好きだったな。森山未來を正義の味方として育てたのが実は浜田岳だったというのも面白かった。浜田岳は「鴨川ホルモー」でも気弱な学生役を演じていたな。
僕の彼女はサイボーグ
綾瀬はるかは2008年に封切られた映画に4本出演していて。主演はそのうち3本もあって。その中の1本がこの映画なんだけど。上記画像は横浜の中華街が舞台なんだと思うんだけど、実は神戸で撮影されたそう。このシーン実に最高で、京劇上演中の舞台に乱入したり、八百屋のリンゴを勝手に盗って食べたり、その前のシーンで無銭飲食して逃げてるんだけど、中華街を逃げ回っていてコミカルなんだな。綾瀬はるかというと、「世界の中心で」とか「百夜行」とか主人公が不幸になるドラマの主演が多かったので、映画の主演で、こうして楽しそうにしているシーンを見ただけで満足してしまう。映画は明るいシーンばかりではないけれど、ユーモラスなシーンが多く、良かった。サイボーグがお酒を飲んで酔っ払って首をグルグル回すシーンなんて好きだった。から揚げを骨まで齧るところも好かった。
そのときは彼によろしく
この映画はいろんな点で「世界の中心で」を連想させる要素が含まれていて。まず、主役の女の子が不治の病に侵されていて、余命幾ばくもないということ。そして、長澤まさみの相手役が山田孝之であるということ。ただ大きく異なるのがハッピーエンドであるということなんだけど。大人になってからの物語と、子ども時代の物語とが交互に出てくるところも「世界の中心で」を思い出してしまう。自分は長く生きることができない、だから山田孝之には自分ではなく、山田孝之に好意を寄せる国仲涼子が相応しいと考え、二人を近づけようとするところが好きだったなぁ。子ども時代の話が重要な意味を持つので、時間も長く費やされていた。長澤まさみの子供時代を演じた黒田凛が可愛かった。
2009年5月4日月曜日
世界の中心で、愛をさけぶ(映画版)
ドラマ版のセカチューを見るまでは映画版こそがセカチューでした。映画版も決して悪くはないと思います。カセットテープによる交換日記が印象的なんだけど、長澤まさみの声が非常に好くって。少し低い声なんだよね。最後のテープにおけるナレーションは本当に切なくて、聞いてられなかった。このテープは森山未來にはわたされなかったんだけど。結婚写真の撮影シーンも好かったし、婚姻届を差し出すシーンも好かった。好きだったのはスクーターのシーン。ドラマ版はスクーターではなく自転車に乗っているので、この疾走感は映画版独特。森山未來のスポーティーなイメージも好感が持てる。森山未來は「百万円と苦虫女」にも出演していたけど、ここでも好演していました。いわゆる「イケメン」という感じでもないけど、不思議な魅力がある。救急車に乗せられた長澤まさみを走って追いかけるシーンは好きだった。
2009年5月3日日曜日
世界の中心で、愛をさけぶ(TVドラマ版)
このドラマも話題になった時は見ていなくて。何でもかんでも最近見たものばかりなんだけど。映画版を見たのも最近なんだけど。とにかく映画版のセカチューを見たとき非常に感動してしまい、TVドラマ版を見るつもりはあまりなかったんだけど。綾瀬はるかが出ているからレンタルしたんだけど。これが非常に好かった。映画は二時間でまとめる必要があるのでコンパクトになっているのだけど、ドラマは時間に余裕があるのでいろんなエピソードを含めることができたのが良かった。映画にも結婚写真を撮影するシーンはあるけど、ドラマの方が時間をかけて作られている。時間をかけるとダラダラしてしまう場合もあるけど、このドラマではそれがなくて。もっと時間をかけて欲しいと思ったくらい。結局ヒロインが死んでしまうことが分かっているので、少しでも長くヒロインのことを見ていたいと思って見ているから、長く時間をかけてもだらけてしまうことが全くなかった。とにかくヒロインが気の毒でしょうがなかった。ドラマを見て声を出して泣いてしまった。特に空港のシーンは反則。嗚咽をあげて泣いてしまった。
鴨川ホルモー
鴨川ホルモーを見ました。二回目でした。あまりヒットしていないようで残念。とても面白い映画だと思います。エンドロールで流れる「神々LOOKS YOU」はとってもいい曲。 栗山千明が山田孝之のことを好きだと告白するシーンがよかった。「メガネを止してコンタクトにしたほうが可愛いよ」いうシーンも好い。バイトの制服姿を恥ずかしがるのも可愛かった。最初の飲み会で自己紹介してるのに誰も聞いていない場面も好きだったな。山田孝之の下宿の冷蔵庫の中にアンパンがいっぱい入っているのをまじまじと見るところも好かった。そのあと、差し入れする場面があるけど、アンパンたくさん買って持って行くからね。首が動かない扇風機を修理するシーンも好かった。とにかく栗山千明の好いシーンがてんこもりの映画でした。
おっぱいバレー
綾瀬はるか主演「おっぱいバレー」を観ました。二回目でした。本当に面白い映画でした。綾瀬はるかがとても可愛らしかった。エンドロールのおまけ映像もキュートでした。綾瀬はるかが好きなシーンとして挙げていたのが、先輩役の石田卓也(鴨川ホルモーにも出演してた)にバレー部6人が挑んでいく場面。個人的にはこの後(殴られて)ぼろぼろになった6人と綾瀬はるかが商店街で出会うシーンが好きだったなぁ。一年生バレー部員に胸元をじっと見つめられて手で押さえるところとか。「約束」は彼には内緒にしておくということだったから。なんで知ってるんだよというような。自転車に乗ってランニングの先導をしているシーンも好かったな。走りながら「おっぱい、おっぱい」と掛声をあげる生徒たちに対して、「その掛声やめろ」と言うんだけど、好きだったな。
2009年4月22日水曜日
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