2009年6月22日月曜日

ウルトラミラクルラブストーリー


松山ケンイチと麻生久美子の初共演ということで、非常に楽しみにしていました。ストーリーはぶっとんだ青年=陽人が、女性に好かれるために農薬を毎日浴び続けて、その結果死んでしまうのだけど、なぜか生き返って、それなのに猪と間違われて射殺されるというもの。ストーリーが不条理で、主人公が死んだのに全く涙を誘わないという、とても変った映画です。物語を楽しむというよりは、松山ケンイチと麻生久美子の少しおかしなやり取りを楽しむという感じでした。松山ケンイチが最初に死んで以来、なぜか麻生久美子は陽人の家に一緒に住んでいて。なのに結婚しているわけでもなさそうで。そもそもなんで陽人の家に住んでいるのか全然説明がなくて。シュールな映画だと言えばその通りなんだけど、その舞台を青森に設定して、全編方言で通しているのが面白い。そういえば、最近こんなシュールな映画をみたことがなかった。エンターテイメントとしても成立しているのが、すごいと思う。

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