2009年6月28日日曜日

それでもボクはやってない

「重力ピエロ」で好演していた加瀬亮が主演の映画です。ストーリーはとても理不尽で、その反面、誰もが陥る可能性があることなので、とても深刻に受け止めました。救いは最後に主人公が有罪判決に対して「裁判所はとりあえず有罪か無罪かを判断するところ」なんだと思うこと。真実を明らかにするのが裁判所ではないのだと。裁判で有罪判決が出たからといって、それが真実か否かは分からないんだと。ところで、私なら裁判で争うだろうか?よく分からない、というのが本音だ。やってないのに、やったと認めるのはできることではない。死んでも嫌だ。しかし、この映画を見ると、やってなくても認めて示談にしたほうが得策ではないだろうか?と考えてしまったのも事実だ。そう簡単には言えない。結論は出ない。現実の不条理を痛感した。加瀬亮の演技も素晴らしかった。

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